今回はちょっと趣味全開で、私が大好きなアニメのオープニング(OP)を、ベスト10のランキング形式で紹介してみようと思います。
選考基準は、曲そのものやアニメの内容ではなく、あくまで「OP映像と曲の一体感」と「観るたびに湧いてくるワクワク感」です。名曲でも映像がいまひとつだと入りませんし、逆に映像と曲がバチッとハマっていると何度でも観たくなります。
完全に独断と偏見ですが、よければ動画を観ながら読んでみてください。各動画の下に、映像のみどころと、曲や歌っている人にまつわる小話も添えています。
1位 ガンダムW1期
▶ みどころ:オープニングの厨二心をくすぐるワクワク感と、ラストのラストシューティングさながらのバスターライフルの描写。
この曲はTWO-MIXの「JUST COMMUNICATION」で、彼らのデビュー曲でもあります。そしてボーカルは、なんと声優の高山みなみさん。そう、名探偵コナンの江戸川コナンや、忍たま乱太郎の乱太郎、映画『魔女の宅急便』のキキを演じている、あの方です。あの声で歌っていると思うと、また違った耳で聴けてしまいます。
当時としては珍しく、アニソンにダンスミュージックを本格的に持ち込んだ先駆けとも言われていて、今聴いても古さを感じません。TWO-MIXの二十五周年記念でファンが選ぶ楽曲総選挙では、数ある曲を抑えて堂々の一位。私だけが贔屓しているわけではなさそうで、少し安心しました。
2位 オーバーロード4期
▶ みどころ:最初と最後の守護者カットもさることながら、デスナイトに斬りかかるスカマの動きと、空中で一瞬停止しているように見せる場面。
曲はOxTの「HOLLOW HUNGER」。OxTはオーイシマサヨシさんとTom-H@ckさんのユニットで、一期の「Clattanoia」、二期の「GO CRY GO」と、オーバーロードのOPをずっと担当してきた、いわばシリーズの顔です。
この四期の曲はスペイン音楽っぽい妖しさを取り入れていて、オーイシさんが情熱的に歌い上げるケレン味たっぷりの一曲。アインズ様の威厳と、あの世界のドロドロした感じに、これがまたよく合うんですよね。
3位 月が導く異世界道中1期
▶ みどころ:入りの映像と曲のマッチ感。
OPは「ギャンブル」で、歌っているのはsyudouさん。ボカロP出身で、Adoさんの「うっせぇわ」を手がけた方といえば、ピンとくる人も多いと思います。
実はこの「ギャンブル」、syudouさんにとって初めてのアニメタイアップだったそうで、本人も「小さい頃からアニメを見て育った自分にとって光栄な体験だった」「キャラクターの心情や自分の現状を重ね合わせて作った」とコメントしています。そう聞いてから改めて聴くと、あの疾走感の奥に少し切実なものが混じっている気がしてきます。
4位 ふしぎ遊戯
▶ みどころ:サビ前の盛り上がりと、サビで主要キャラが映る演出+曲。ほぼみんな死ぬのも思い出して泣けてきます。
曲は佐藤朱美さんの「いとおしい人のために」。実はこれ、佐藤さんのデビュー曲なんだそうです。神秘的なイントロからサビでぐっと切なくなる流れが作品の世界観そのもので、本編を思い出すと余計にきます。(佐藤さんは2019年に亡くなられました。素敵な曲を残してくださったことに、あらためて感謝です。)
5位 GS美神
▶ みどころ:入りの美神の“思春期男子キラー”のようなカットから、横山の後ろでキヌちゃんが悪霊を倒すときの動きと曲のマッチ感。
曲は原田千栄さんの「GHOST SWEEPER」。これも原田さんのデビュー曲で、専門学校でボーカル講師をしていたところをオーディションで抜擢された、という経緯があるそうです。
個人的に嬉しいのは、この曲が今でもいろんな人にカバーされていること。アニソンの女王・奥井雅美さんや、森口博子さんと元メガデスのギタリスト・マーティ・フリードマンの組み合わせでもカバーされていて、名曲として今も現役なんだなと感じます。
6位 東京グール1期
▶ みどころ:全体を通してとにかくオシャレ。映像も曲も雰囲気で持っていかれます。(※OP映像そのものは非公開になっていたため、曲「unravel」の公式MVを掲載しています)
曲はTK from 凛として時雨さんの「unravel」。原作者・石田スイさんからのオファーを受けて、TKさんが原作を読み込んでから書き下ろしたそうで、期間限定盤のジャケットは石田さん自身の描き下ろしという凝りようです。
国内だけでなく海外での人気がとにかく強くて、Spotifyでの再生回数は四億回を超えています。アニメの主題歌としては、ちょっと次元の違う広がり方をした一曲だと思います。
7位 エヴァTV版
▶ みどころ:個人的にはAメロ部分のオシャレ感が刺さります。
言わずと知れた「残酷な天使のテーゼ」。この曲にまつわる話が個人的にすごく好きで、庵野監督は当初クラシックの『だったん人の踊り』をOPに使うつもりだったのが、局から「クラシックだとアニメが始まったと分かりにくい」と止められて、急きょこの曲が作られたんだそうです。
作詞の及川眠子さんは「難解で哲学的に」という発注を受けて、なんと約二時間で書き上げたとか(本人いわく手抜きではなく、もともと仕事が早いだけ、とのこと)。それでいてJOYSOUNDの平成カラオケランキング総合一位、アニメソング総選挙でも一位と、令和になっても歌われ続けている化け物のような曲です。ちなみに及川さんは、あれだけの曲を書きながら「エヴァ本編は今も観ていない」と公言していて、そこもまたなんだか良いんですよね。
8位 ガンダムOO2期
▶ みどころ:イントロからの入りのワクワク感。
曲はUVERworldの「儚くも永久のカナシ」。UVERworldにとって初めてオリコン一位を獲った、バンドにとっても節目の一曲です。
タイトルの「カナシ」は漢字で書くと「愛し」で、古い言葉で“愛”を意味するらしく、そう知ってから聴くとタイトルの見え方が少し変わります。ダブルオーのセカンドシーズンは物語も重くなっていく時期で、この曲の疾走感と切なさがちょうど合っていました。
9位 ゼロの使い魔2期
▶ みどころ:サビでの盛り上がりがクセになります。
曲はICHIKOさんの「I SAY YES」。ICHIKOさんはゼロの使い魔シリーズのOPをずっと歌い続けている方で、シリーズを追ってきた人にとっては“あの声=ゼロ魔”という刷り込みがあると思います。作品と歌い手がしっかり結びついている良さがある一曲です。
10位 ガンダムSEED1期
▶ みどころ:爆発の描き方と、サビでのメビウスゼロの動き。
最後はT.M.Revolutionの「INVOKE」。西川貴教さんの曲ですが、実は西川さん、ガンダムSEED本編でミゲル・アイマンというキャラクターの声優もやっているんです。主題歌も歌い、キャラも演じてと、そうとうな関わりようです。
売上もSEEDシリーズの主題歌の中では最高で、平成アニソン大賞にも選ばれた一曲。爆発の描き方とサビのメビウスゼロの動きは、今見ても手描き時代の熱量を感じます。
おわりに
並べてみると、やっぱりガンダム系が多いなと自分でも思いました。順位はその日の気分でも入れ替わりそうですが、今の素直なベスト10です。
調べていくと、歌っている人や作られた背景まで知れて、ますます愛着が湧いてきました。みなさんの「これは外せない」というアニメOPがあれば、ぜひ教えてください。