妊娠中でも夜勤を免除されない看護師さんの話

3PV

今日もちょっと真面目な話題です。

お仕事柄、退職や給付金まわりのニュースをもれなくチェックするようにしているのですが、先日こんな調査結果が発表されました。

日本医療労働組合連合会(日本医労連)の調査によると、妊娠経験のある看護師の4人に1人が流産を経験しているというんですね。

「そんなに多いの?」と驚いた方も、「やっぱりそうか…」と感じた方もいると思います。私は正直、後者でした。

制度があるのに、知らない・使えない

この調査でもうひとつ気になったのが、妊娠中に深夜業(夜22時〜翌朝5時)を免除されなかった看護師が31.2%にのぼるということ。

3人に1人近くの妊婦さんが、夜勤を続けながら働いているわけです。

理由を見ると、

  • 「免除できることを知らなかった」(12.8%)
  • 「人手不足で請求できなかった」(8.9%)
  • 「請求したが認められなかった」(1.8%)

一番多いのが「知らなかった」というのが、個人的には一番しんどいところでした。

労働基準法には妊娠中の深夜業を免除できる規定がちゃんとある。制度はある。でも知らないから使えない、あるいは知っていても職場の雰囲気や人手不足で請求できない、という現実です。

これ、私が未来退職でやっていることと根っこは同じだと感じています。退職後に使える給付金の制度も、「そんなものがあるとは知らなかった」という方が本当に多い。知っていれば選択肢が増えるのに、という話です。

数字が示す、現場の深刻さ

他にも気になった数字がありました。

  • 仕事を辞めたいと思っている看護師:73.8%
  • 慢性的な疲労を抱えている:61.8%
  • 鎮痛剤を飲みながら出勤している:67.2%

4人に3人が辞めたいと思いながら働いている、というのはなかなか衝撃的です。

他人の命を預かる仕事をしながら、自分の体はボロボロで、妊娠中でも夜勤をしないといけない。日本医労連は「崩壊が起きつつある」と述べていますが、この数字を見れば確かにそうとしか言いようがない。

辞めたいのに辞められない、が一番つらい

「辞めたいと思っているのに辞められない」という状況、看護師さんだけの話じゃないと思います。

生活の不安、職場への申し訳なさ、「自分が抜けたらもっと現場が回らなくなる」という罪悪感。こういった気持ちで身動きが取れなくなっている方は、医療・介護の現場に限らず、本当にたくさんいる。

制度があることを知らないまま、誰かのために自分を削り続ける必要はないと思うんですよね。

自分の体や生活を守ることは、わがままじゃないですよ。