違法性のある退職サポートが問題になっている話

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急に寒くなってきましたが、皆さん体調など崩されていませんか?
心と体の健康が一番ですから、無理は禁物ですよ。

さて、今日は少し真面目な、それでいてとても大切なニュースについてお話ししたいと思います。

先日(12月3日)、国民生活センターから「失業保険の給付額等を増やすことができるとうたう申請サポート」に関する注意喚起が出されました。ニュースやネットで目にした方もいらっしゃるかもしれません。

国民生活センターの発表はこちら
※リンク先は国民生活センターのページです

ニュースの内容を簡単にまとめると、一部のサポート業者が、「うつ病の診断書をもらうためのマニュアル(台本)」を渡したり、「ここに行ってください」と特定の病院を指定したりして、不正受給になりかねない誘導をしている・・・というものでした。

この話題ですが、私が運営しているサポートでも1年ほど前から定期的に注意喚起を行なっていました。

同じ業界の端っこにいる身として、正直に言います。

「本当に怖いですし、残念です。」

仕事が辛くて、体調も悪くて、でも退職後のお金が不安で・・・そんな藁にもすがる思いで相談された方の気持ちを利用するようなことがあってはなりません。

ただ、こういったニュースが出ると、「退職サポート=怪しい」と思われてしまうのが悲しいところです。。。

なので、今日は私自身の考え方について、改めて整理してお話ししたいと思います。

「楽」に惹かれる気持ちは分かりますが・・・

実は、こういう「違法性のあるサポート」の多くは、ものすごく「楽」に見えるんです。

「病院も紹介してくれるし」
「受診の時はこう言ってって教えてくれるし」
「高い確率で給付期間が延長されるって言ってるし」

・・・確かに、自分で考えたり、試行錯誤したりする手間がないように見えます。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

「それ、本当に大丈夫ですか?」

要注意な謳い文句をチェック

こういったサービスや情報に接した時は、以下のような表現がないか、ぜひ確認してみてください。

「提携している病院があります」
なぜ特定の病院に誘導するのか?その病院が本当に皆さんに合った場所なのか?裏での繋がりがない?
このような疑問を持つことは大事です。

「高い確率で給付期間が延長されます」
法律で定められた給付日数は決まっています。それを「増やす」「延長する」と言い切るのは、何かおかしくないでしょうか。

「受診時には医師にこのように伝えてください」
これは本当に危ないサインです。
マニュアルやテンプレートを渡されて「このように言ってください」と指示されるのは、医学的な真実ではなく「書類をもらうためのテクニック」になっている可能性があります。

「不正受給」の先にあるもの

不正受給がもし見つかったら?
お金の返納だけではなく、詐欺・詐称罪に問われる可能性もあります。

嘘をついて給付金をもらっても、あとでビクビクして過ごすなんて、精神衛生上よくないですよね。
私は、ご相談者様に「胸を張って、堂々と制度を利用して休んでほしい」と心から思っています。

一度、立ち止まって考えてみてください

正しい知識を持っていれば、自分で判断する力が生まれます。

「このサポート、本当に法律上大丈夫なのか?」
「なぜこんなことをするのか、その理由は何か?」
「自分がこれをやったら、あとで問題が起こらないか?」

そういう問い自体が、自分を守るための最初の一歩です。

世の中にはいろんなサービスやアドバイスがありますが、
「絶対に受給できます!」
「このマニュアル通りに喋ればOK!」
「病院と連携しているから問題ありません!」
なんて甘い言葉には、本当に気をつけてください。

正しい知識があれば、おかしいことに気づける力が生まれます。
そういう判断力を持つことが、結局は自分を守る一番の方法なんです。